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花祭り
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 キリスト教の、イエス様のお誕生日はクリスマスとして広く知られていますが、お釈迦様のお誕生日はそれほど知られていません。
 そこで仏教を愛する者の端くれとして仙人が自分なりに解説したいと思います。
 宗教的な意図などは全くございません、ただ誕生のエピソードをご紹介するだけで、あくまでも一説によるものです。

 伝説によりますとバラモンの僧、「スメーダ」が数え切れないほどの転生をして、「ゴータマ・シッダールタ」(お釈迦様)としてこの世で仏教を解かれたとされています。
(お釈迦様の転生はインド神話の中で膨大な物語が記されているそうです。とてもここでは紹介し切れませんw)

 シャーキャ族(釈迦族)の長(オサ)でゴータマ家のシュッドーダナ(浄飯王)には、天女のように美しいと言われていた妃、マーヤ(摩耶夫人)がおられました。
 ある日そのマーヤはとても不思議な夢を見ました。
 「天から6本の金色の牙を持つ純白の気高い象が降りてきて、何と、マーヤの右の脇の下からお腹に入っていったのです。
 そしてマーヤは無限の光の中に浮かんでいるような何とも言えない素晴らしい気持ちになったのです。」
 高名なバラモンの僧にその夢を占わせると「天の定めを抱いた世にもまれな王子を身ごもった」と言ったそうです。
 月日が過ぎて出産のために故郷に帰る途中、マーヤは、ルンビニー園で体を休めていました。
 薄黄色の涼しげな花を摘もうと右手を伸ばした時、急に産気づきました。
 そして何の苦痛も無く、黄金に輝く玉のような王子が現れたのでした。
 出産は産道を通らずに、右の脇から静かに現れて、すぐに7歩、歩かれて右手を上に、左手を下に下げて「アッゴー、アハム、アスミ、ローカッサ・・(天上天下唯我独尊)」と宣言されたそうです。
 約2500年前の4月8日に生まれたとされています。
 今も4月の8日はお釈迦様の誕生日「花祭り」とされています。

なぜお釈迦様の誕生はあまり知られていないのか?
 仏教では人間としてのお釈迦様ではなく、お釈迦様の説かれた教えを重視しているからだと思います。
 誰の心の中にもある「仏心」、仏の心を最も重視しています。
 神仏に祈りを捧げたり、お坊さんのお話を聞くことも大事ですが、その中に「心」が無ければ何の意味も無いのでは?と仙人は勝手に思ってます。

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